ソーラーパネルにときめく小学生
屋根で電気つくれるのかぁあ!
ソーラーパネルの存在を知った小学生のころ、何だかとてもトキめいたのを覚えています。
その頃すでに屋根にソーラーパネルをつけているお家もあったので、道すがらそんな光景を見かけるとワクワクしていました。
「全てのお家で太陽の光がそのまま電気になる時代が来るんだ!」と。
でも・・・
あれから20年経ったというのに何ひとつ変わっていない。
私たちはいまだに電気を買って消費するという暮らしをしている。
「太陽の光があれば、すぐに電気は作れるのに。なんで、多大な労力を費やして電気を作る必要があるのだろう…。」
私の中の大人な部分では「仕方ないよ」と適当に誤魔化したところで、幼いころの想いは消化できるはずがなく。
ときどきそんな想いが浮かんできてはモヤモヤを感じずにはいられない日々。
そんな中で、この想いを誤魔化してはいられない出来事が起こりました。
東日本大震災です。
私の住まいは関西なので直接的な影響はありませんでしたが、奇しくも地震をきっかけに〝オフグリッド〟という暮らしの考え方が広まっていき、小規模自家発電ができるソーラーパネルのキットが簡単に手に入るようになりました。
「これは買うしかない!」
特に使い道があるわけではないけれど、屋根に太陽光パネルをつける費用と比べれば僅かな資金で電気を作り出す体験が味わえる。
幼いころに感じたトキメキと思い描いた夢を、少しでも実現できるチャンス!
ちなみに、購入したのはこのようなキットです。
しかし、〝僅かな資金〟とはいえども4~5万円はする代物。よく買ったなぁ…。